野々市市議会 > 1995-03-10 >
03月10日-01号

  • "流域下水道事業費"(/)
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  1. 野々市市議会 1995-03-10
    03月10日-01号


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    最終取得日: 2023-05-15
    平成 7年  3月 定例会(第2回)        ----------------------------- △開会・開議 3月10日午前10時10分開会                     出席議員17名   1番  山田清司議員       3番  西 孝夫議員   4番  松林 彰議員       5番  村太武嗣議員   6番  内村栄一議員       7番  神田欣治議員   8番  井上 昇議員       9番  中村達雄議員   10番  岩見 博議員       11番  村山和雄議員   12番  塩田 整議員       13番  飴谷久太郎議員   14番  横山平八郎議員      15番  中野喜佐雄議員   16番  西村一義議員       17番  西村康賢議員   18番  山下貞雄議員        ----------------------------- ○議長(山田清司君) ただいまから平成7年第2回野々市町議会定例会を開会します。 出席議員は地方自治法第113条に規定する定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。        ----------------------------- △会議時間の延長 ○議長(山田清司君) あらかじめ会議時間の延長をしておきます。        ----------------------------- △議長諸報告 ○議長(山田清司君) 議事日程は、お手元に配付のとおりです。 地方自治法第121条の規定によって、本定例会の説明のため出席を求めた者、委任を受けた説明員の氏名は、お手元に配忖のとおりです。  出席を求めた者        町長     西尾 修君                 教育委員長  矢野喜一郎君  委任を受けた説明員                 助役     絹川 進君                 収入役    北市信夫君                 教育長    東谷 弘君                 総務部長   櫻井輝男君                 民生部長   村田博之君                 産業建設部長 奥村春雄君                 教育部長   田中 宣君                 総務課長   平木 進君                 企画財政課長 宮崎昭男君                 税務課長   久保 昇君                 住民課長   山口 浩君                 福祉課長   堀 輝夫君                 保健衛生課長 澤村 勇君                 農産課長   宮前 諭君                 商工労働課長 堂坂雅光君                 土木課長   吉田 勇君                 都市計画課長 山原良一君                 下水道課長  野村 満君                 会計課長   作田 強君                 水道課長   木戸健次君                 生涯学習課長 宮川博俊君                 文化課長   朝倉忠雄君                 体育課長   中川保夫君書記に中村彰君を任命します。        ----------------------------- △追悼演説 ○議長(山田清司君) 去る2月8日、松島健二副議長がご逝去されました。まことに哀悼痛惜のきわみにたえません。この際、故松島健二君に対する追悼演説の申し出がありますので、これを許可します。 13番議員、飴谷久太郎君。    〔13番(飴谷久太郎君)登壇〕 ◆13番(飴谷久太郎君) 追悼の言葉。 私は各位のご同意を得、議員一同を代表いたしまして、去る2月8日にご逝去されました故松島健二君をしのび、謹んで哀悼の意を捧げたいと存じます。 松島君、君の急逝は、生者必滅、常在臨終とは言え、人の世の無常を感ずること切なるものがあります。私が私より年若い君の追悼演説をしようなどとは夢にも思わなかったことです。 君は、一般検診やミニドック検診などの検診を欠かさず受診され、健康管理には人一倍気をつけており、極めて元気に活躍されていました。その君が、去る2月2日に脳梗塞にて突然倒れられたと知らされたとき、私はハンマーで脳天を打たれたような衝撃を受けると同時に、この現実の非情さに愕然と立ちすくみました。 ご家族、ご親族の必死の願いも届かず、その面影はまさに眠るがごとく、かすかな微笑さえ浮かべておられました。 自己の信念を貫き通し、熱誠あふるる快男児、松島健二の最期でありました。享年56歳。政治を志す者としては、いよいよ円熟味を増し、これからの活躍が期待されていた矢先であり、残念のきわみであります。 さきの12月定例会で、君はこの壇上から毅然とした姿勢で賛成討論をされていたではありませんか。その君が、なぜ突然にいかなければならなかったのでしょうか。万感胸を締めつけられる思いで無念でなりません。 君は、昭和30年に野々市中学校を卒業して、理容師の道を志し、自前のたくましい努力と旺盛な研究心で理容師の修業に精励され、昭和38年、若干24歳で野々市町本町1丁目で理容ニューヤングを開業されました。君の温かい人間性と豊かな識見は、何人からも信頼されていました。 その君が、昭和58年4月に行われた野々市町議会議員に立候補し、「松ちゃん、松ちゃん」と多くの方々から親しまれて、見事当選を果たされました。時に44歳。以来、3期連続当選され、この間、産業建設常任委員長総務常任委員長など要職を歴任され、平成5年3月には副議長に就任、議長のよき女房役として活躍していました。また、自民党野々市支部の幹事長を初め石川県理容組合政治連盟副幹事長、野々市町山岳協会会長、野々市町俳句協会顧問など数々のお世話をされ、席を暖める間もなく各方面でご活躍されていたことは、町民等しく認めていたところであります。 私は、この12年間の君の町議会議員としての活躍を顧みるため、改めて議会の会議録を読み直してみました。そこには、我が野々市町の発展に君が日夜心血を注いでいたことがその一字一句からはっきりと読み取ることができるのであります。 君は、常に格調高い理念のもとに、町の活性化を願い、新長期政策の策定、新庁舎の建設、町条例の統廃合、緑地確保条例の制定、農薬使用ゴルフ場建設問題等々を取り上げ、21世紀を展望した明るく人間性豊かなまちづくりを目指し、輝かしいあすの野々市町のために精いっぱいの提唱をしたのであります。そして今、君が提唱した諸施策が着実に一歩一歩前進しつつあります。 思い起こせば、君が初当選したころの一般質問の中に、本町の玄関口である丸木隧道の拡幅改良を取り上げていました。その結果、今はきれいに完成され、利用者に大変喜ばれています。 また、地元に暴力団の事務所建設の動向を察知するや、いち早く暴力団の本部事務所に出かけて精力的に折衝を重ねた上、建設予定地を買収して阻止されたことは、今も地域住民から感謝されており、忘れることのできない出来事でありました。 また、昭和63年に町民待望の文化会館フォルテが完成した記念の町民歌合戦議員チームを率先して結成され参加したことがありましたね。そのときの君のすばらしい歌声に観客一同の喝采を受けたことがきのうのことのように思い出されます。その君の美声も二度と聞くことができなくなりました。本当に残念でなりません。 これまで君が提案してきた大雨が降るたびに氾濫していた白髪田川の改修事業など、君にはまだまだやり残したお仕事、進行中のお仕事がたくさんあったでありましょう。余りにも急ぎ過ぎた君の旅立ちが悔しい限りであります。ましてや、君にとっては無念の一語に尽きるのではないかと推察いたします。 君の死は、まさに地震のごとくなり。突然発生し、その被害の大きいこと、その悲しみの深きこと。 町政のさらなる飛躍を目指す今、君を失ったことは野々市町にとって大きな損失でありますが、必ずや君の遺志は受け継がれ、君の愛した郷土野々市町が立派に発展し、脈々として無限に続いていくことを信じてやみません。 松ちゃん、安らかにお眠りください。そして、ご遺族の前途と野々市町の発展に限りないご加護あらんことをお願い申し上げます。 ここに生前のあなたのご功績をしのび、そのご苦労に心から感謝申し上げまして、議員一同を代表し追悼の言葉といたします。 ○議長(山田清司君) ここに、故松島健二君のご冥福を折り、謹んで黙祷を捧げたいと思います。 皆様、ご起立を願います。    〔全員起立〕 ○議長(山田清司君) 黙祷。    〔全員黙祷をする〕 ○議長(山田清司君) ありがとうございました。ご着席願います。        -----------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(山田清司君) これから会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって、5番議員、村太武嗣君、6番議員、内村栄一君を指名します。        ----------------------------- △会期決定 ○議長(山田清司君) これから本定例会の会期についてを議題とします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から3月17日までの8日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(山田清司君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から3月17日までの8日間に決定しました。        ----------------------------- △議案の上程 ○議長(山田清司君) これから議案第2号から議案第18号まで、諮問第1号、諮問第2号、以上19件を一括議題とします。        -----------------------------
    提案理由説明 ○議長(山田清司君) 西尾町長から提案理由の説明を求めます。    〔町長(西尾修君)登壇〕 ◎町長(西尾修君) 本日、平成7年第2回野々市町議会定例会に出席をいただき、町政に対する所信の一端と提出いたします議案の大要につきまして申し上げます。 このたびの定例会では、平成7年度の当初予算と関連する条例の一部改正など、17議案、諮問2件につきましてご審議を願うものであります。 説明に先立ちまして、今ほど飴谷議員より追悼演説がございましたが、去る2月8日、松島議員が急逝されましたことは、まことに哀惜、痛恨の念にたえないところであります。昭和58年4月以降、連続3期12年にわたり、野々市町議会議員として円滑な議会運営と町勢の発展に寝食を忘れて奔走されましたところであります。この間、町議会副議長、常任委員長及び副委員長など多くの要職を歴任され、当町議会においてその卓越した手腕に大きな期待が寄せられたのであります。ここに、在任中公共の福祉に献身をされました功績をしのび、ご労苦に感謝を申し上げ、心からご冥福をお祈り申し上げる次第であります。 それでは、町政の概況について報告を申し上げます。 本年は、昭和30年4月1日の富奥村を皮切りに、郷村、押野村の一部と合併、今や日本海側随一の雄町となった新生野々市町が誕生して40周年という節目を迎えるところであります。霊峰白山の清流にはぐくまれ、加賀平野の豊かな恵みの中で、これまで培われた輝かしい歴史と伝統、そして新時代における創造性に満ちたまちづくりにより、確実に発展を遂げてきたところであります。ここに、まず先人のたゆまぬ努力と英知の結晶によるものであると思います。深く感謝の意を表するところであります。 この40周年を機に、これまでの歩みを礎にし、21世紀に向けて一層の飛躍を遂げるよう、町民と行政が連帯、協調し、住みたくなる町、住んでよかった町の実現に邁進をしたいと思っております。議員各位を初め町民の皆様のご協力を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。 次に、雲仙普賢岳の噴火、北海道南西沖地震、近くにあっては一昨年2月の能登沖地震、あるいは冷害、渇水による干ばつなど、多くの自然災害が日本各地で起こり、その都度防災対策の重要性が言われてきたところであります。 しかし、1月17日米明に襲った都市直下型の兵庫県南部地震では、関東大震災以来の被害状況となり、これまでの防災対策が不十分であったこと、防災体制の見直しなど、災害緊急時における対策の急速な整備が求められていると思っているところであります。 いずれにいたしましても、この大震災によって被災されました方々の救済が第一であることから、当町におきましても震災地に職員を派遣するなど、支援を行っているところであります。また、町民の方々からも多くの義援金を寄せられており、思いやりに満ちた野々市町民の心とともに被災地まで届けられ、一日も早く復興されることを願ってやまないところであります。 次に、我が国の経済情勢についてでありますが、長期にわたる景気低迷も何とか歯どめがかかり、緩やかな回復を続けており、北陸3県におけます1月の倒産概況では、石川県で件数、負債額で前年同月を下回ったと伝えられているところであります。しかし、全体的に見ますとまだまだ景気回復が実感されている状況とは言いがたく、引き続き景気対策に配慮していかなければならないと思っているところであります。 それでは、本定例会の提出案件の大要につきましてご説明を申し上げます。 始めに、議案第2号から議案第5号までの4件は、いずれも平成6年度各会計の補正予算であります。 まず、一般会計補正予算(第4号)についてでありますが、今回の補正は事務事業の進捗状況に合わせて調整を行うとともに、中・長期的観点からの財政運営に配慮し、その財源確保を図るものであります。これにより、2億7,260万9,000円を追加し、予算総額を125億3,789万5,000円とするものであります。 次に、国民健康保険特別会計についてでありますが、決算見込みに伴い一般被保険者療養給付費を減額するものであります。これにより、歳入歳出それぞれ955万1,000円を減額し、予算総額を16億1,895万8,000円とするものであります。 老人保健特別会計につきましては、医療費の増加に伴うものであり、歳入歳出それぞれ7,040万円を追加し、予算総額を19億9,416万3,000円とするものであります。 次に、下水道事業特別会計についてでありますが、流域下水道事業費を減額し、公共下水道事業費財政調整積立金を増額するものであります。これにより、歳入歳出それぞれ4,390万円を減額し、予算総額を16億3,714万9,000円とするものであります。 次に、議案第6号から議案第11号までの6件は、いずれも平成7年度の各会計の予算についてであります。 国の平成7年度予算では、平成5年度決算における税収が3年連続して減少し、その後の税収動向も依然として厳しいものが見込まれていることから、前年度を2.9%下回るものとなっているところであります。政策を反映すると言われております一般歳出は3.1%増加しているものの、国勢調査費用などの義務的な経費の増加を除くと2.2%の伸びとなっているところであります。これを受け、地方財政計画では、財政の健全性の確保に格段の努力をしつつ、公共投資基本計画に沿った社会資本の整備などに配慮することとして、地方単独事業で5%、総額で4.3%の増加となっているところであります。 こうした中で、当町の平成7年度予算編成に当たりましては、既定事業の改善、効率化を図り、事業の重点化に努め、町勢の一層の飛躍を期することとしたのであります。 ただいま申し上げました背景と基本方針に基づき編成をいたしました一般会計のほか、5特別会計の予算規模は197億5,487万円で、前年度当初予算より16億6,937万円、伸び率で9.2%の増加となったのであります。 まず、一般会計についてでありますが、さきの大震災を教訓として防災体制の整備、見直しに留意しつつ、時代の変革に即応した施策の展開を図ることとしたのであります。さらに社会資本の着実な整備にも配慮し、地方単独事業地方財政計画の5%増を上回る6.1%増を確保したのであります。これによる予算規模は121億6,000万円であり、対前年度比3.9%増とするものであります。 以下、その主要な施策の概要についてご説明を申し上げます。 第1点の、「快適な暮らしを支える心安らぐ環境づくり」についてでありますが、社会の変化に的確にこたえる周辺環境と、調和した良好な生活空間の創造を図るための都市基盤づくりが今求められていると思うのであります。 こうした観点より、市街地の計画的整備を図る土地区画整理事業の推進とJR野々市駅の自由通路の整備とともに、新たにゆとりを実感できる交流の場として、北口広場整備事業など取り組むものであります。また、道路における質的向上にも配慮し、道路交通情勢調査を実施し、消雪整備事業にも取り組むものであります。 良質な生活環境の整備といたしましては、下水道事業を初め街なみ環境整備事業についても引き続き推進するものであります。また、ごみ問題につきましては、リサイクル活動の一層の充実を図るため、古紙回収助成を行うものであります。 第2点の、「心の通う生きがいのある地域づくり」についてでありますが、高齢化社会を明るく活力ある長寿社会とするために、高齢者が長年住みなれた地域や家庭において安心して生活できるよう、在宅と施設の調和のとれた施策の推進が重要だと思うのであります。 こうしたことから、在宅介護の相談機関として在宅介護支援センターを設置するとともに、デイサービスセンターを活用した在宅介護教育を実施するものてあります。また障害者福祉につきましても、入院療養援護金制度を実施するとともに、施策の充実に配慮をしたところであります。 児童福祉につきましては、少子化対策として延長保育の実施に向け措置費の増額を図るとともに、親と子、あるいは子供同士の触れ合いが一層深められるよう念願し、「子どものひろばの開催事業」を計画しているところであります。 保健対策につきましては、みずからの健康はみずから守るという認識と自覚の高揚を図るとともに、高血圧予防教室を初めきめ細かな施策をいろいろ実施することに努めたところであります。 第3点の、「個性と文化を育む人間性豊かな人づくり」についてでありますが、地域に根差した文化の創造と、町民の多様な学習意欲の高まりにこたえることが重要と思っているところであります。 こうした観点から、積載図書数も一段と増加できる図書館車の更新を行い、図書サービスの充実を図るとともに、各種教室、講座の開催等、引き続き生涯学習の推進に配慮したところであります。 また、体育振興策につきましては、生涯スポーツ熱の高まりにこたえるため、いろいろの施策を実施するものであります。 学校教育につきましては、未来を切り拓く子供たちがやさしく、たくましく成長していくため、教育内容の質的向上が重要であることから、その充実に努めたところであります。 文化の振興につきましては、先人が残した歴史的遺産や伝統文化の継承に配慮し、富樫館跡の保存整備を行うとともに、幅広い町民参加による文化活動の推進に努めるところであります。 交流事業につきましては、日中教育交流姉妹都市ギズボーン市の学生友好使節団の受け入れなど、引き続き友好親善を深めていきたいと思っているところであります。 第4点の、「調和のとれた豊かな活力ある産業づくり」についてでありますが、昨年のコメの作況指数は、前年と打って変わり豊作となったところであります。しかし、農業を取り巻く環境は、コメ市場の部分解放を初め担い手の減少など、依然として厳しい状況であり、活力に満ちた農業を実現するため生産体制の強化が急務であります。 こうした観点から、土地改良事業を初めとして経営基盤強化事業など、いろいろの施策に取り組むものであります。 商工業の振興につきましては、景気回復の兆しがあらわれたとはいえ、円高や価格破壊に代表される経済システムの変化など、中小企業を取り巻く情勢は依然として厳しいものがあります。さらに、さきの大震災による影響も憂慮されている事態となっていることから、制度金融を初めとして経済状況の変化に即応した機動的な施策の実施に配慮したところであります。 また、勤労者福祉につきましても、引き続ききめ細かな施策となるよう、その充実に努めたところであります。 最後に、「参加とふれあいによる明日の郷土づくり」についてでございますが、さきの大震災を教訓として防災対策が喫緊の課題となっているところであります。災害に強いまちづくりを目指すとき、もちろん地震に強い建物、防火水槽の設置など、ハード面も重要でありますが、ソフト面、いわゆる住民の方々の防災意識の醸成も重要であると思うところでございます。災害といういつ起こるかわからないということに対しては、つい備えもなおざりになり、防災意識も低下しがちになります。 こうした観点から、消防ポンプ車の購入、防災広報用冊子の作成など、ハード、ソフト両面について防災に強い質の高いまちづくりとなるよう努めてきたところでございます。 さて、平成7年は、合併40周年であることと同時に、戦後50周年でもあります。そこで、この記念すべき年に当たり、「愛と和の町民憲章」の一節にもありますように、限りなく平和で繁栄することを願いつつ、4万町民の幸せと町勢の一層の飛躍のため、記念事業を初め各施策に意欲的に取り組むものであります。議員各位を初め町民の皆様のご支援、ご協力を陽りますようお願いをするものであります。 以上で、歳出予算の重要な施策の概要をご説明申し上げましたが、これに対して歳入は、町税46億9,439万8,000円であり、前年度当初予算より4,514万7,000円減少しているものの、減税による影響分を控除し比較した場合、3億2,049万2,000円、7.3%増加するものであります。 特定財源は、特に町債の発行に留意し、減税補てん債など交付税措置の見込まれる有利なものとなるよう努力をしたところであります。 収支の均衡を図るため、基金から繰り入れは財政調整基金から3億8,000万円、また減債基金からは中・長期的展望に立ち財政構造の健全化に配慮し、町債の一部繰り上げ償還を実施することなどから、5億8,000万円と大幅に取り崩すものであります。 次に、土地取得特別会計についてでありますが、公共団体施行による扇が丘・住吉土地区画整理事業において、用地の先行取得を行うものであります。これによる予算総額は、歳入歳出をそれぞれ8億1,377万円とするものであります。 次に、国民健康保険特別会計についてご説明を申し上げます。高齢化の進展に伴い、被保険者に対する老人割合が年々増加を続けており、さらに診療報酬の改定、医療技術の高度化に伴う医療費も増加しているところであります。新年度は、医療保険制度と保険、医療施設各分野との連携を強化しながら、健全かつ適正な国保事業の運営に取り組むため、限られた経費の効率的な運用を図るよう努めたところであります。これにより、予算総額は歳入歳出それぞれ17億2,100万円とし、前年度に比べ1億50万円、6.2%増とするものであります。 次に、老人保健特別会計についてでありますが、医療受給者の増加に加え、医療技術の高度化や中間施設の利用者も増となり、1人当たりの医療費も増加を続けているところであります。こうした状況を踏まえ、新年度予算は歳入歳出それぞれ20億4,110万円とし、前年度に比べ1億3,110万円、6.4%増とするものであります。 次に、下水道事業特別会計予算についてご説明を申し上げます。ご承知のように、平成6年12月に処理場の一部完成に伴い、待望の供用開始がされたところであります。平成6年度末における整備状況は、事業認可面積509ヘクタール中、178.5ヘクタールが完了見込みであります。新年度につきましては、犀川左岸浄化センターの建設や維持管理とともに、約45.8ヘクタールの整備を予定しているところであります。これによる予算総額は歳入歳出それぞれ19億4,600万円とし、前年度に比べ2億6,300万円、15.6%増とするものであります。 次に、水道事業会計予算についてご説明を申し上げます。新年度の業務量といたしましては、給水戸数1万800戸、年間給水量468万1,000立方メートルを見込んでいるところであります。また、建設改良工事につきましては、前年同様、第4次拡張工事、土地区画整理事業下水道事業などに伴う配水管整備事業を行うものであります。これにより、収益的収入及び支出は6億5,400万円、前年度比3.3%増とするものであります。また、資本的収入及び支出では、土地区画整理事業の関連事業などの減少により、支出で4億1,900万円、前年度比22.3%の減とするものであります。なお、不足する収入2億500万円については、内部留保資金などで補てんをするものであります。 次に、議案第12号野々市町公共下水道条例の一部を改正する条例と、議案第13号野々市町水道給水条例の一部を改正する条例の2件についててありますが、それぞれ督促手数料を「50円」から「100円」に引き上げ、4月1日より施行しようとするものであります。 次に、議案第14号野々市町職員定数条例の一部を改正する条例についてでありますが、町長事務部局の職員定数208人を5人増加し、213人としようとするものであります。 次に、議案第15号議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、期末手当については「100分の250」を「100分の240」に改め、4月1日より施行しようとするものであります。 次に、議案第16号職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、育児休業給の支給に関し、さきの閣議決定を受け4月1日より施行するため改正をするものであります。 次に、議案第17号野々市町道路線の認定についてでありますが、野々市町高橋町第一土地区画整理事業の完成などにより、7路線についての道路法の定めにより議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第18号野々市町税条例の一部を改正する条例についてでありますが、さきの大震災の被害者の方々に対する町民税の控除等の特例措置として、地方税法及び同施行令の改正に伴い改正するものであります。 次に、諮問第1号と第2号の人権擁護委員の推薦についてでありますが、委員の皆様には日ごろより自由人権思想の普及、高揚に努めていただいているところであります。本年4月14日に柳町128番地の木村穣さんが、6月14日に押野1丁目237番地の浅倉進さんが、それぞれ任期満了を迎えますが、人格、識見ともに高く、広く社会の実情に精通をされていることから、引き続き推薦をいたしたく、議会のご意見を求めるものであります。 最後に、寄附行為についてでありますが、別紙のとおり10件の寄附がありましたので、ご報告を申し上げます。 以上、17議案と諮問2件及び報告1件につきましてご説明を申し上げましたが、何とぞ慎重にご審議の上、適切なご決議を賜りますようお願いをいたしまして、提案理由の説明を終わります。        -----------------------------提案理由説明(請願第1号・請願第3号・請願第4号・請願第7号) ○議長(山田清司君) これから、請願第1号、請願第3号、請願第4号、請願第7号、意見書第1号、意見書第2号、以上6件を一括議題とします。 請願第1号、請願第3号、請願第4号、請願第7号について紹介議員から提案理由の説明を求めます。10番議員、岩見博君。    〔10番(岩見博君)登壇〕 ◆10番(岩見博君) 請願の説明をします。なお、請願第1号、第3号、第4号については、請願文の朗読は省略させていただき、請願第7号についてのみ請願文を朗読して提案理由の説明にかえさせていただきたいというふうに思います。 請願第7号             中学校給食の実施を求める請願書                  請願者  中学校にも給食実施を願う会                                代表 寺田英男                  紹介議員 野々市町議会議員    岩見 博請願事項 1、中学校にも給食を実施して下さい。請願趣旨 1993年12月、学校給食懇話会は、町民の願いに反して現時点での給食実施を認めない旨の答申を出しました。しかし、中学校給食実施を要望する町民の声は決して無くなったわけではなく、「中学校にも給食を」は今日においても多くの町民の強い願いです。特に、先頃金沢市教育委員会が中学校給食の実施に踏み切ったことから県下で中学校給食を実施しないのは野々市町だけとなりました。今日では中学校における完全給食実施は確実な流れであります。 また、阪神大震災の被災地ではいまだに多くの被災者の方々が不便な避難所生活を余儀無くされていますが、食事内容はパンと牛乳だけであったりホカ弁であったりと、暖かい食事はボランティア等の炊き出しに頼らなければならないのが現状で、冷たい食事と栄養不足などから、お年寄りを中心に体調を崩すなどの取り返しのつかない事態の発生も報告されています。こうした体験から、学校給食設備が使えれば暖かい食事の配給が出来たこと。センター方式より自校方式が災害時にはバックアップ体制も十分に出来ることなどから、学校給食は災害対策上も必要との声もあがっています。 以上のようなあらたな状況の変化と学校給食の必要性を考慮し、本町においても中学校給食を実施するよう要望致します。 貴議会におかれては請願趣旨をご理解いただき、請願を採択されるよう要望致します。 1995年3月8日  野々市町議会議長 山田清司殿        ----------------------------- 請願第1号       国民健康保険税(料)の値下げと石川県の各国保への補助を増やすことについての県への意見書提出を求める請願               請願者  社会保障を守る共同行動石川県実行委員会                                代表 油井 優               紹介議員  野々市町議会議員      岩見 博  野々市町議会議長 山田清司殿        ----------------------------- 請願第3号       市町村単独で入院給食費助成を実現することと石川県に対して入院給食費助成の実現についての意見書提出を求める請願               請願者  社会保障を守る共同行動石川県実行委員会                                代表 油井 優               紹介議員  野々市町議会議員      岩見 博   野々市町議会議長 山田清司殿        ----------------------------- 請願第4号                原発政策に関する請願書                 請願者  原発問題住民運動石川県連絡センター                                代表 佐藤 清                 紹介議員 野々市町議会議員     岩見 博   野々市町議会議長 山田清司殿  以上の請願について、議員各位の審議をいただき、採択くださるようよろしくお願いいたします。        -----------------------------提案理由説明(意見書第1号) ○議長(山田清司君) 意見書第1号について提出者から提案理由の説明を求めます。 15番議員、中野喜佐雄君。    〔15番(中野喜佐雄君)登壇〕 ◆15番(中野喜佐雄君) 意見書案を朗読し、提案の説明にかえます。  意見書第1号   過去の戦争を反省し、未来の平和への決意を表明する国会決議を求める意見書(案) 1995年は先の大戦から50年目という歴史的に大きな節目の年です。 尊い生命をささげられた内外の多くの犠牲者の皆様に対し、ここに心から哀悼の意を表します。 日本国内の平和と豊かさの中で戦争を知らない世代が半数を超えた今日、真摯に自らの侵略行為を含めた歴史を厳しく見つめ、無謀な戦争の悲惨さと、そこに幾多の尊い犠牲があったことを憶い、このことを次の世代に語り継がなければなりません。 さらに、先の大戦から学び取った多くの教訓を改めて心に刻み、わが国の憲法の理念に基づき、世界平和の確立と、国際社会と調和した真の豊かさと共存社会の実現のために寄与することが求められています。 私たちは戦後50年にあたり、戦後への反省にたって、世界に信頼と友好の結び付きをもたらす国会決議を採択されるよう強く望みます。 以上、地方自治法第99条第2項の規定によって意見書を提出します。  平成7年3月10日   内閣総理大臣 村山富市殿   外務大臣   河野洋平殿   法務大臣   前田勲男殿   大蔵大臣   武村正義殿   文部大臣   与謝野 馨殿   厚生大臣   井出正一殿   郵政大臣   大出 俊殿   労働大臣   浜本万三殿   自治大臣   野中広務殿   総務庁長官  山口鶴男殿   防衛庁長官  玉沢徳一郎殿                          石川県石川郡野々市町議会   野々市町議会議長 山田清司殿                  提出者   野々市町議会議員 中野喜佐雄                  賛成者   野々市町議会議員 内村栄一                            〃    横山平八郎                            〃    西村一義 以上であります。 議員各位には、本意見書案を慎重に審査の上、採択くださるようお願いをいたします。        -----------------------------提案理由説明(意見書第2号) ○議長(山田清司君) 意見書第2号について提出者から提案理由の説明を求めます。 16番議員、 西村一義君。   〔16番(西村一義君)登壇〕 ◆16番(西村一義君) 意見書案を朗読し、提案理由にかえます。            阪神・淡路大震災に関する意見書(案) 去る1月17日早朝に発生した阪神・淡路大震災は、神戸市を中心に広い範囲で数多くの尊い生命と貴重な財産を奪い、道路、鉄道、港湾等の公共施設などに甚大な被害をもたらした。 この地震によりなくなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、負傷された方々をはじめとする全ての被災者に対し、心からお見舞い申し上げるものである。 今回の震災は、住民生活はもとより都市の生活・産業基盤に深刻・甚大な打撃を与えたところであり、これに対する復旧・復興対策は極めて広範囲にわたることから、一個人、一地方自治体では到底対応しきれない。 政府におかれては、今次災害の早期復興対策を進めるとともに、今後、①地震に強い国土づくり、街づくり、②消防能力など地震発生時の即応体制、③観測と予知体制の抜本的強化の3つの柱にもとづく総合的で抜本的な対策を講じられるよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。  平成7年3月10日   内閣総理大臣 村山富市殿   大蔵大臣   武村正義殿   自治大臣   野中広務殿   内閣官房長官 五十嵐広三殿   国土庁長官  小沢 潔殿                           石川県石川郡野々市町議会   野々市町議会議長 山田清司殿                   提出者   野々市町議会議員 西村一義                   賛成者   野々市町議会議員 中村達雄                             〃    岩見 博                             〃    村山和雄                             〃    中野喜佐雄 議員各位におかれましては、本意見書を慎重に審査の上、ご採択くださるようお願いいたします。        ----------------------------- △閉議 ○議長(山田清司君) 以上で本日の日程は全部終わりました。 再開は3月14日午前10時とします。本日はこれで散会します。   午前11時05分散会┌─────┬───────────────────────────────┐│招集年月日│        平成7年3月10日               │├─────┼───────────────────────────────┤│招集の場所│       野々市町議会議事堂               │├─────┼───┬──────────────┬────┬───────┤│開閉会日時│開会 │平成7年3月10日午前10時10分│議長  │ 山田清司  ││ 及び  ├───┼──────────────┼────┼───────┤│  宣告 │閉会 │平成7年3月10日午前11時05分│議長  │ 山田清司  │├─────┼───┴┬─────┬────┬──┴─┬──┴──┬────┤│     │議席番号│ 氏名  │出欠の別│議席番号│ 氏名  │出欠の別││     ├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│     │ 1  │山田清司 │ ◯  │ 11 │村山和雄 │ ◯  ││     ├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│出席及び │ 3  │西 孝夫 │ ◯  │ 12 │塩田 整 │ ◯  ││ 欠席議員├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│     │ 4  │松林 彰 │ ◯  │ 13 │飴谷久太郎│ ◯  ││     ├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│出席17名│ 5  │村太武嗣 │ ◯  │ 14 │横山平八郎│ ◯  ││     ├────┼─────┼────┼────┼─────┼────││     │ 6  │内村栄一 │ ◯  │ 15 │中野喜佐雄│ ◯  ││欠席 0名├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│     │ 7  │神田欣治 │ ◯  │ 16 │西村一義 │ ◯  ││     ├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│     │ 8  │井上 昇 │ ◯  │ 17 │西村康賢 │ ◯  ││凡例   ├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│◯は出席 │ 9  │中村達雄 │ ◯  │ 18 │山下貞雄 │ ◯  ││▲は欠席 ├────┼─────┼────┼────┼─────┼────┤│×は不応招│10  │岩見 博 │ ◯  │    │     │    │├─────┴───┬┴────┬┴────┴─┬──┴──┬──┴────┤│ 会議録署名議員 │ 5番  │ 村太武嗣  │ 6番  │ 内村栄一  │├─────────┴──┬──┴─┬─────┴─┬───┼───────┤│職務の為出席した者の氏名│事務局長│ 西本正明  │書記 │ 中村 彰  │├─────┬──────┴┬───┴───┬───┴───┼───────┤│     │町長     │西尾 修   │福祉課長   │堀 輝夫   ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│地方自治法教育委員長  │矢野喜一郎  │保健衛生課長 │澤村 勇   ││第121条├───────┼───────┼───────┼───────┤│により説明│助役     │絹川 進   │農産課長   │宮前 諭   ││のため出席├───────┼───────┼───────┼───────┤│した者の職│収入役    │北市信夫   │商工労働課長 │堂坂雅光   ││氏名   ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │教育長    │東谷 弘   │土木課長   │吉田 勇   ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │総務部長   │櫻井輝男   │都市計画課長 │山原良一   ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │民生部長   │村田博之   │下水道課長  │野村 満   ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │産業建設部長 │奥村春雄   │会計課長   │作田 強   ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │教育部長   │田中 宣   │水道課長   │木戸健次   ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │総務課長   │平木 進   │生涯学習課長 │宮川博悛   ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │企画財政課長 │宮崎昭男   │文化課長   │朝倉忠雄   ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │税務課長   │久保 昇   │体育課長   │中川保夫   ││     ├───────┼───────┼───────┼───────┤│     │住民課長   │山ロ 浩   │       │       │├─────┴───────┴───────┼───────┴───────┤│ 議事日程・会議に付した議件・会議の経過 │ 別紙のとおり        │└─────────────────────┴───────────────┘...